メルセデスAMG・Aクラスは、Aクラスの3代目、W176型で初めて登場しており、当初のグレードは「A45 4MATIC」のみでしたが、現行のW177型ではグレードの追加など、さまざまな進化を遂げています。ベンツの中でもエントリーモデルであり最小クラスのAクラスですが、メルセデスAMGの価格は通常グレードの倍近くになり、エンジンの出力も比べ物になりません。したがって、Aクラスと言ってもメルセデスAMGは別車種と考えるべきでしょう。市場規模としては大きめで、人気の高い車種であることがわかります。グレード展開は全体的にシンプルな構成になっており、現行のW177型では「A35 4MATIC」と「A45 S 4MATIC+」の2つのみです。搭載されるのはどちらも2.0Lターボですが、エンジンの型式が異なり、「A45 S 4MATIC+」の方が高いスペックを誇ります。しかし、買取価格に大きな差は出ておらず、「A35 4MATIC」であっても同様の価格帯です。オプションは、「パノラミックスライディングルーフ」や「AMG パフォーマンスパッケージ」「AMG アドバンスドパッケージ」の装着率が高く人気です。買取でも人気オプションの装着は評価が高く、査定でもプラスに働くでしょう。買取相場の傾向は高く維持していますが、あくまでコンパクトカーなので、年数が経過すれば少し落ち着いてくるかもしれません。