7シリーズは、BMWのフラッグシップモデルに位置する車種です。初代は1977年に登場し、現在は7代目のG70型が販売されています。現行型は2022年に登場したばかりで買取相場はなく、ここでは先代、6代目のG11型とG12型について解説していきます。G11型は通常のホイールベース、G12型はロングホイールベースです。グレードは前期と後期で異なり、前期は「740e」「740i・740Li」「750i・750Li」「M760Li xDrive」で、後期はクリーンディーゼルエンジン、プラグインハイブリッドのグレードも登場しています。グレードの中で突出して高くなっているグレードはありませんが、「745e Mスポーツ」は市場に多く出回っています。プラグインハイブリッドのため、昨今のエコ思考の高まりから支持されているグレードと言えるでしょう。また、ロングモデルのG12型の方が新車価格が1割以上高く、中古車になっても価格差が生まれています。すでに販売を終了している世代で、前期モデルに関しては少し値段が落ち着いてきている部分も見えます。しかし、後期モデルは2019年のマイナーチェンジではフロントフェイスが大きく変更され、高年式であることから買取相場も高めです。いづれにしても、新型モデルは徐々に市場に出回るため、前期モデル・後期モデルにかかわらず、次第に相場が下落していくことが想定されます。予想されています。