Vクラスは、メルセデス・ベンツ唯一のミニバンです。初代は1998年に登場し、現行は3代目まで販売されています。初代のW638型と2代目のW639型は少し商用車のような雰囲気がありますが、3代目のW447型で大きくイメージを変化させました。初代と2代目も隠れた人気を誇るものの、W447型は新世代のメルセデス・ベンツらしいスタイリングになったため、乗用車としても受け入れられやすいスタイルです。ここからは現行のW447型の買取相場を解説します。ボディタイプは3つあり、「標準」「ロング」「エクストラロング」です。後者になるほどボディは長くなりますが、標準でも5mに迫っているので、十分な居住空間を確保しています。3つの中で人気が高いのは、中間サイズの「ロング」です。また、内外装をAMG仕様に変える「AMGライン」を装備した「V220d スポーツ ロング」の人気も高く、買取相場を押し上げています。Vクラスは現行で販売されていることもあり、しばらくは同様に高値で推移していくでしょう。