SLクラスは、メルセデス・ベンツの伝統的なクーペ、およびオープンタイプのカブリオレです。初代は1954年に登場しており、ガルウィングを採用した特徴的なスタイルが特徴でした。現在は7代目のR232型が2021年に登場していますが、メルセデスAMGブランドから販売されることになったため、6代目のR231型が最後のSLクラスです。歴代にも人気の高い世代はいくつかありますが、ここではR231型の買取相場について解説していきます。R231型は型落ちとはいえ、新世代のベンツらしいスタイルをしています。また、年式が新しいので、現在の中古車相場のほとんどはR231型です。ただし、新車を超えるような価格帯ではなく、あくまで中古車として評価されている価格帯です。グレードは多く、「SL350」「SL400」「SL550」が基本となり、ここから特別仕様車が派生して登場しています。市場を見る限りでは、SL350とSL400の数が多く、特にSL400の「グランドエディション」が高い人気を誇っています。SLクラスはすでに販売を終了していますが、R231型は最後のSLクラスということもあり、現在では高く評価されているため、しばらくは高値傾向で推移していくでしょう。ただし、すでに初期のモデルは価格の下降が見られる車両もあり、数年経過すれば相場が変化していくかもしれません。