Rクラスは、1世代だけ販売されていたミニバンです。7人乗りになっているため、実用性の高いメルセデス・ベンツと言えるでしょう。販売期間が10年を超えているためグレード数や変化は多く、特に2011年のマイナーチェンジでは、大幅なフェイスリフトが行われました。排気量は3.5Lを中心に5.0Lなども展開していましたが、最近のエコ志向の高まりからか、中古車市場では排気量の小さい3.5Lが人気です。グレードでは、発売当初から設定されている「R350 4MATIC」が中心となっており、他のグレードを見かけることはほとんどありません。また、「サンルーフ」や「ラグジュアリーパッケージ」など、メルセデス・ベンツとしての高級感を底上げするオプションは高評価になります。現状の買取相場は他の中古車と大きく変わりませんが、Rクラスはすでに生産を終了しているため、今後は変化が起きるかもしれません。