GLCは、GLKクラスの事実上の後継車及ぼCクラスのSUVとして2015年に登場します。CクラスのSUV版とは言うものの、ボディサイズはセダンに比べて全長が30mm短く、全幅が80mm広いというSUVらしいプロモーションです。さらにホイールベースは35mmも長いため、全く異なるモデルと言っても過言ではありません。発売当初のグレードは、「GLC250 4MATIC」、「GLC250 4MATIC Sports」、「GLC250 4MATIC Sports(本革仕様)」の3種類が用意され、全グレード四輪駆動で、フルタイム4WDを採用しています。また、日本での発売を記念して「GLC250 4MATIC Edition1」を250台限定で発売しています。
2023年には初のフルモデルチェンジが実施され、2代目のGLCが登場します。GLCは、メルセデス・ベンツブランドのSUVでトップの販売台数を誇ることもあれり、エクステリアデザインはあくまでキープコンセプトです。しかし、インテリアなどはしっかりと進化を遂げています。特にデザイン面の進化は目覚ましく、ドライバー側に6度傾けた縦型の11.9インチメディアディスプレイや自立型で浮かんでいるように見える12.3インチの大型コックピットディスプレイが採用されています。最初に日本で発売されたのは、ディーゼルエンジンを搭載するマイルドハイブリッドモデルの「GLC220d 4MATIC」の1車種のみでしたが、同年の11月にはプラグインハイブリッドモデルの「GLC 350 e 4MATIC スポーツエディション スター」が追加されています。