GLBは、ベンツのSUVの中でGLAの次にコンパクトなモデルです。シティSUVらしいスタイリングや、GLAをベースとしながらもホイールベースを延長したことによる高い居住性も評価されています。日本では2020年に導入された新しい車種であるため、中古車の市場規模はまだまだ小さめです。しかし、価格帯は全体で見ても非常に高く、人気の高さが伺えます。グレード展開としては多くなく、上から順番に「AMG GLB35」「GLB250」「GLB200d」「GLB180」です。市場でも価格はグレード順となっていますが、AMG以外に大きな差は生まれていません。ただし、最も多く出回っているのは「GLB200d」です。「GLB200d」は買取価格も非常に高く、新車価格に迫る価格も珍しくはありません。現在の中古車市場を作っているのは、「GLB200d」であり、最も人気が高いのも同グレードと言えるでしょう。また、全グレードを通して高く買い取られているのは、オプションを装備した車両です。特に「AMGライン」は、AMGスタイリングのフロントスポイラーやホイール、本皮巻きのステアリングなど、高級感の高い装備が評価されています。他にも、国産車でも人気の高いオプションであるサンルーフがついている車両も買取価格は高くなる傾向です。ボディカラーはシンプルなものから原色までありますが、「ブラック・ホワイト・シルバー」が王道で人気の高いカラーです。ただ、派手なカラーも一定数の人気はあるため、ボディカラーによって大きすぎる買取価格差は生まれません。