Eクラスクーペは、歴代のEクラス全てで設定されていたモデルではなく、初代と4代目、現行型でのみ販売されています。古いEクラスクーペも一定数の人気はありますが、ここでは、最も価値の高い現行のC213型の買取相場について解説します。C213型のグレードは全部で3つあり、上位グレードから順番に、「E450 4MATICクーペ Sports」「E300クーペ Sports」「E200クーペ Sports」です。新車価格ではエントリーグレードと上位グレードで300万円ほどの差があるため、買取でも同様の差が生まれることが多くなっています。ただし、最近はダウンサイジングの高まりがあり、エントリーグレードの小排気量が求められることも多く、車両の状態によっては、上位グレードとエントリーグレードが変わらない査定額になることも珍しくありません。また、査定をプラスにするのは人気オプションの存在です。「エクスクルーシブパッケージ」や「パノラミックスライディングルーフ」など、Eクラスクーペをさらに高級に仕立てるオプションは確実に高評価に繋がります。Eクラスクーペは2020年に大型のマイナーチェンジを行なっているため、今後はマイナーチェンジの前後で多少の買取価格差が生まれるかもしれません。