Eクラスカブリオレは、全世代で販売されていたわけではなく、初代と4代目、現行のA213型のみです。セダンやステーションワゴンと違い、オープンモデルという部分で趣味性の強い車種と言えるでしょう。ここでは、現行のA213型の買取相場を解説していきます。A213型は、2018年に登場したばかりの新しいモデルです。そのため、買取相場としては非常に高い価格帯で推移しています。グレードは全部で3つあり、新車価格の違いからも買取価格へ影響を与えています。上位から、「E450 4MATICカブリオレ Sports」「E300 カブリオレ Sports」「E200カブリオレ Sports」です。最上位とエントリーグレードの価格差は300万円以上あるため、買取でも同様に差がつきます。ただし、最近はダウンサイジングの傾向が強く、小排気量エンジンを搭載するグレードの評価は高めです。下位グレードだから極端に査定が悪くなることはなく、状態によっては上位グレードと張り合えるほどの価格になることも少なくありません。また、オプションの装着によっては買取価格が上昇することもあります。カブリオレはオープン時に内装が目立つため、内装を豪華にする「エクスクルーシブパッケージ」、もしくは「レザーパッケージ」の人気が高く、装着車は査定で有利になります。現行でも販売が続いているため、買取相場としては、現状維持か徐々に下降していくと予想されます。