1989年から1994年にかけて販売されたアウディV8は、当時のメルセデス・ベンツSクラスやBMW 7シリーズを仮想敵として開発された全天候型(フルタイム4WD)の最上級セダンです。アウディとしては初めてV型8気筒エンジンを採用したクルマでもあります。搭載エンジンは最高出力250psの3.5L V6で、トランスミッションは3モード切り替え式の4速AT。内装にはウォールナットや本革、純毛といった天然素材がふんだんに使用され、ABSのほか、全席乗客保護システムである「プロコンーテン」安全システムが標準装備されていました。