TTは初代が1998年に登場し、現在では3代目の8S型が販売を続けています。スタイルは初代から独特な丸みを帯びたデザインを採用しており、現行型までキープコンセプトでTTらしい雰囲気を維持しています。初代は生産を終了してから15年以上が経過し、2代目も5年以上前のため、決して新しい車種ではありません。そのため、現在の中古車市場で多くを占めるのは現行の8S型となります。ここからは、その8S型の買取相場について解説していきます。グレードは「40 TFSI」と「45 TFSI クワトロ」の2種類のみですが、どちらかに人気が集中しているということはありません。アウディは基本的に4WDのクワトロの人気が高くなりますが、TTの場合はFFモデルも人気があります。ただし、新車価格でクワトロの方が100万円以上高いため、その分の価格差は買取でも生まれています。それでも全体的な買取相場は高く、TT自体の人気の高さが伺えます。