A3セダンは、2013年に登場しました。A3の中でも歴史は浅く、現行は2020年に登場した、A3としては4代目、セダンとしては2代目の8Y型です。まだまだ市場の中心は先代の8V型ですが、これから市場が変化していくことを考慮して、現行の8Y型の買取相場の傾向を解説していきます。8Y型にはいくつかのグレードがありますが、基本となっているのは「30 TFSI」と「40 TFSI クワトロ」の2つです。現状では市場に出回る数が少ないため、グレードによる価格差は大きくありません。ただし、下位と上位グレードでは新車価格で150万円以上の差があるため、その分の価格差は生まれると考えて良いでしょう。また、オプションも買取価格に影響を与えます。快適装備を追加する「コンビニエンス&アシスタンスパッケージ」や使い勝手、高級感を高める「ラグジュアリーパッケージ」などを装着していた場合には評価も高くなります。8Y型はまだまだ新しい車種のため、買取相場の傾向としては不明確な部分が多いですが、現行ということもあり、しばらくの間は高い買取相場を維持していくでしょう。