アウディ80は1972年から1995年まで製造販売していた小型車です。ボディバリエーションは時期よって異なりますが4ドアセダンを中心に2ドアセダンや5ドアステーションワゴンがありました。1972年初代アウディ80が登場。新開発直列4気筒エンジンを縦に置き前輪を駆動させるモデル。初期は丸目のライトでしたが1977年のマイナーチェンジでアウディ100に似た四角いライトへ変わり、上質感を演出することで兄弟車のフォルクスワーゲン パサートと差別化を図りました。1978年2代目へフルモデルチェンジ。6ライトウインドウの採用で美しさが際立つセダンへと変化。1980年には派生車「アウディ クワトロ」が発表。1983年には直列5気筒エンジン搭載モデルを追加しました。1985年マイナーチェンジと同時にグレード整理が行われ直列5気筒モデルは「アウディ90」へ変わり「アウディ クワトロ」も「90クワトロ」へ変更となりました。1968年3代目へフルモデルチェンジしましたが、基本的には2代目のメカニズムを流用。ボディデザインが大幅に変わりました。その他改良修正が加えられ細かい気遣いや使い勝手を向上。1992年4代目へフルモデルチェンジ。ホイールベースを延長し室内空間の拡大、可倒式後席によりトランクスルーが可能になりました。4代目から直列5気筒エンジンがアウディ80へ復活しました。ワゴンモデル(アバント)により新規顧客の開拓にも成功。1995年車名改良により「A4」となりアウディ80は終了となりました。