アウディ100は1968年から1994まで製造販売されていたミドルサイズのセダンです。世代により2ドアセダンやクーペ、ワゴンもラインナップしていました。1994年以降はA6として車名を変更して継承されています。アウディ100の世代から考えるとアウディのミドルサイズセダンおよびワゴンは40年以上の歴史があるということになります。初代は1968年から1976年までフラッグシップモデルとして販売されました。全長4,399mm全幅1,727mm全高1,417mmと大きめなサイズでありながら1.8L小排気量エンジンで前輪を駆動させます。デビュー当初は4ドアセダンのみでしたが、1969年には2ドアセダン、1970年には2ドアファストバッククーペを追加しました。1976年フルモデルチェンジで2代目へ移行。世界初ガソリン直列5気筒エンジンを搭載。直列6気筒のパワーと直列4気筒の経済性を両立したガソリンエンジンとしてデビュー。ボディラインナップは4ドアセダン、2ドアセダン、5ドアハッチバックのヴァリアントを設定。6ライトウインドウ視認性の良さとFFならではの広いパッケージを実現していました。1982年フルモデルチェンジを受けて3代目へ一新。ボディタイプは4ドアセダンと5ドアステーションワゴンの2タイプに絞りました。空力性能を追求した3代目はヨーロッパと日本でカー・オブ・ザ・イヤーを受賞。またアウディの代名詞でもあるクワトロも登場。1990年からは4代目となりました。直列5気筒エンジンを引き継ぎながらも新たなV6エンジンも搭載。駆動方式はFFとクワトロと2種類。ボディはセダンとワゴンの2種類をラインナップ。1995年のマイナーチェンジで「A6」へ変更となりアウディ100の歴史に幕を閉じました。