サフランは1992年から1998年までルノーが製造販売していたフラッグシップカーです。見た目はセダンですが実はハッチバックといういかにもフランス車らしい実用性まで考慮した車種です。駆動方式は前輪駆動でV6ガソリンエンジン、直列4気筒ガソリンやディーゼルのラインナップがありました。1994年にはチューニングメーカーであるハルトゲによる高性能四輪駆動バージョン「Biturbo」の追加や本革シート、専用スーツケース、エアサスペンションを装備したラグジュアリーバージョン「バカラ」もラインナップされました。1996年にマイナーチェンジを行いエンジンの変更が行われ、1998年に生産が終了しました。またサフランはフランス大統領公用車にも採用され名実共にフラッグシップとして時代の車になった一台です。