e-208は、208の電気自動車モデルとして2020年に販売を開始しました。208はガソリン車ですが、e-208は電気自動車です。ただし、主な違いは動力だけで、内外装に大きな違いはありません。搭載されるモーターは最高出力100kW、ガソリン車などの表記に換算すると136psを発生させます。バッテリーは50kWhを搭載し、フル充電した際の航続距離はWLTCモードで395km。電気自動車としては十分な航続距離を確保しており、長距離移動も問題ありません。充電はチャデモ規格の急速充電に対応し、約50分で80%ほどの充電が可能です。急速充電としては必要な時間が長めになるため、基本は自宅での通常充電になるでしょう。e-208のグレードは2つで、ベースグレードの「e-208 Allure」、フラッグシップグレードの「e-208 GT」。搭載されているバッテリーや最高出力に違いはありません。主に内外装の違いであり、外装ではフロント周りのデザイン、内装ではシートの素材などです。また、ホイールサイズはGTの方が大径のため、走行性能には多少の違いがあります。

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e-208は2020年に登場したばかりの新しいモデルですが、中古車市場にはそれなりの数が出回っています。現行型という部分から価格の高騰はなく、落ち着いた価格帯と言えるでしょう。基本的には走行距離が買取価格を左右し、低走行車であるほど高値がつきやすくなります。ただし、現在は登場間もないことから過走行車などは見られず、走行距離による大きな価格差はありません。また、現在の中古車市場に出回っているグレードは「e-208 GT」が多く、グレード差による価格の違いはわかりにくい状況です。基本は新車価格の高い「e-208 GT」が有利かと思われますが、今後は市場に出回る数が増えるほど、グレードに限らず車両の状態などでも価格が変化していくでしょう。

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