2008はプジョーオリジナルのラインナップでは2番目のSUVであり、ベースはコンパクトカーの208です。さらに電気自動車モデルとなるe-2008は、2020年に日本で販売を開始しました。室内空間やラゲッジスペースはガソリンモデルと違いがなく、SUVらしい広さを確保しています。搭載されるバッテリーは50kWhで、WLTCモードでの航続距離は380kmです。バッテリーの容量はベースのe-208と同じですが、車体の大きなSUVとしては航続距離もほとんど変わらず、優秀と言えるでしょう。最高出力は100kWで、一般的なガソリン車に換算すると136psです。これもベースのe-208と変わらないため、より大きな車体を持つe-2008では、動力性能で少し劣るかもしれません。グレードは、ベースの「e-2008 Allure」と、フラッグシップの「e-2008 GT」の2種類です。そこまで大きな違いはありませんが、ヘッドライト内部の形状やホイールサイズ、シートの素材が異なります。基本的にはGTの方が高級感のある作りになっています。