1987年に日本に上陸したコンパクトなハッチバックベースのオープンモデル、205カブリオレ。グレード名は「CTI」を名乗り、1.9Lの直4エンジンを搭載していました。ATのみの設定で扱いやすかったことから女性にも人気を博したオシャレ系のクルマです。現在では自社デザインが大半のプジョーですが、このクルマはピニンファリーナがデザイン担当したことも大きかったでしょう。外観上の特徴はボクシーでシンプル、かつ気品を感じるデザインですが、CTIはBピラー部にロールバーがついており、オープンにした際には非常に印象的です。コンパクトなボディと相まってどことなくゴーカート的な可愛らしさを感じるのもデザインの妙でしょうか。