BYDは、中国の深圳に本社を置くグローバル企業です。1995年にバッテリーメーカーとして創業し、現在は世界70カ国以上の国と地域でBEVやPHEVなどの電動車の製造・販売を中心に事業を展開行っています。
2023年・第4四半期のBEVのグローバル販売台数は、BYDが52万6,000台だったのに対して、ライバルのテスラは48万5,000台でした。中国では、BEV、PHEV、FCEVを新エネルギー車、いわゆる電気自動車と呼ぶため、時折テスラとの比較が難しくなりますが、この数字はBYDが2023年の第4四半期に正式にテスラを抜いて、世界最大のEVメーカーになったことを意味しています。
日本でも2025年末までに100を超えるショールームの開業を目指すなど、日本市場開拓への本気度の高さを感じることができます。日本国内では、「 ATTO 3(アットスリー)」「 DOLPHIN(ドルフィン)」「SEAL(シール)」という3車種のEVモデルがラインナップされています。